登別温泉は北海道の南部に位置し、豊かな自然と温泉で知られています。特に温泉はその泉質の種類の豊富さから「温泉のデパート」と呼ばれるほどです。
なので、登別温泉の観光といえば温泉に関係するスポットが多いですが、登別温泉はコンパクトな温泉街なので車なしでも所要時間も比較的短く効率的に観光することができます。また、北海道外から訪れる場合も新千歳空港などからのアクセスもよく、手軽さという点でもおすすめの観光地です。
とはいえ、初めてはじめて登別を訪れる場合はある程度、観光モデルコースや所要時間などを事前情報としてチェックしておくのがおすすめです。また、この登別温泉には観光に便利なホテルや旅館も多いです。アクセス情報などと合わせて知っておくと、さらに充実した旅になることでしょう。
筆者は以前、登別温泉をレンタカーで訪れていますが、その体験から観光モデルコースとして車なしの場合とその所要時間を紹介していきます。登別温泉を観光する際にどれだけ時間が取れるかはスケジュール次第ですが、日帰り~1泊2日まで対応できるようなモデルコースを組んでみました。
今回は、登別温泉観光のモデルコース【車なし】と所要時間、アクセス方法などをまとめてみました。また、観光に便利なおすすめのホテル・旅館などもご紹介していきますので是非参考にして下さい。
登別温泉観光モデルコース【車なし】と所要時間
登別はやはり温泉がとても有名ですが、登別温泉観光のモデルコースも温泉巡りが中心になります。
温泉巡りといっても浸かるより見るほうが中心で、浸かるのは足湯くらいです。
登別温泉は観光するのはわかりやすい温泉街で、車なしの徒歩でも十分に楽しむことができます。登別温泉バスターミナルをスタート地点とすると「大湯沼・大湯沼川天然足湯」と「大正地獄」は徒歩20~30分ほどかかりますが、「登別地獄谷」や「のぼりべつクマ牧場」など、ほとんどの観光スポットへは徒歩数分~15分ほどで行くことができます。
JR登別駅から温泉街までは道南バス「登別温泉」行きでバス停「登別温泉」で下車(約15分)、徒歩5分で「クマ牧場ロープウェイ乗り場」に到着しロープウェイで山頂の「のぼりべつクマ牧場」へ向かいます。
掲載しているモデルコースは、移動時間を入れると所要7時間ほどですが、バスやタクシーを利用したり1泊2日のスケジュールならさらに余裕を持って観光できることでしょう。
また、日帰りで時間がないという場合は「大湯沼・大湯沼川天然足湯」と「大正地獄」方面、あるいは「のぼりべつクマ牧場」の観光を見送るという方法もあります。
「登別温泉バスターミナル」→「登別地獄谷」(60分)→「大湯沼・大湯沼川天然足湯」(60分)→「大正地獄」(30分)→「泉源公園」(30分)→「登別温泉街」(ランチ60分)→「のぼりべつクマ牧場」(90分)
※カッコ内は滞在時間
所要時間=滞在時間5時間30分+移動時間1時間30分(徒歩)=約7時間
登別温泉観光~おすすめのホテル・旅館
登別温泉には、「登別温泉バスターミナル」から徒歩圏内におすすめのホテルや旅館が集中しています。温泉で有名な観光スポットだけに多彩な泉質で宿泊者を楽しませてくれるホテルや旅館が多く、選ぶのに迷ってしまいそうです。
そんな登別温泉のホテル・旅館の中でも温泉・部屋・食事と3拍子揃った宿を3軒、選んでみました。3軒ともそれぞれ特徴がありますが、コストパフォーマンスも含めて甲乙つけがたい宿ばかりなので、ニーズに応じてお選びいただければと思います。
登別温泉 登別グランドホテル
「登別温泉 登別グランドホテル」は、”登別の迎賓館”とも呼ばれる歴史あるホテルです。昭和天皇・皇后両陛下をはじめ皇室がご宿泊した宿でもあります。
温泉・部屋・食事のそれぞれがバラエティー豊かで、さまざまなニーズに応えます。温泉は硫黄泉、鉄泉、食塩泉の3種類の泉質をいろいろな趣向で楽しめ、「登別温泉バスターミナル」から徒歩約1分とアクセスも良好です。
登別温泉 ホテルゆもと登別
「登別温泉 ホテルゆもと登別」は「登別温泉ホテル 登別グランドホテル」と同様、「登別温泉バスターミナル」から徒歩約1分とアクセス良好です。
温泉は硫黄泉、酸性鉄泉、食塩泉の3種類の源泉と混合泉(酸性鉄泉+食塩泉)1種類と多彩で、さらに大小さまざまな浴槽で楽しめます。
夕食が会席料理で部屋食というのも「登別温泉ホテル ゆもと登別」の特徴のひとつで、朝食は多種多様なメニューが楽しめる「和・洋バイキング」です。部屋は和室・洋室・和洋室など6つのタイプから好みの部屋を選べます。
登別温泉郷 滝乃家
「登別温泉郷 滝乃家」は登別温泉を代表する高級旅館で、一度は宿泊してみたいと思う憧れの宿です。
温泉・部屋・食事、すべてにハイレベルですが、その中でも割烹料亭の流れをくむ食事は絶品です。温泉は硫黄泉、鉄泉、ラジウム泉、食塩泉の4種類の多彩な泉質を心ゆくまで満喫できます。
「登別温泉バスターミナル」から徒歩約3分とアクセスも良好で、上質な滞在を求める方におすすめです。
登別温泉観光~アクセス
登別温泉へは北海道以外からは飛行機、または船によるアクセスとなります。
飛行機で「新千歳空港」に到着し、その後「登別」へはさまざまなアクセス方法がありますが、電車・バス・車いずれも1時間かかるかどうかの所要時間で「登別」に到着します。広い北海道ですが、「登別」へのアクセスはかなり短時間で便利といっていいでしょう。
では、「登別」へのアクセスを順に見ていきます。
登別温泉へ電車で行く場合
登別温泉への電車によるアクセスは、JR「登別駅」が最寄駅です。「新千歳空港」からはJR「南千歳駅」で乗り換えが必要ですが、所要時間は1時間を切ります。札幌・函館からは直行便で行けます。
電車の場合
「新千歳空港」から→JR「南千歳駅」→「登別駅」(約45分)
札幌から→JR「札幌駅」→JR「登別駅」(約1時間10分)
函館から→JR「函館駅」→JR「登別駅」(約2時間30分)
登別温泉へバスで行く場合
登別温泉へのバスによるアクセスは、「新千歳空港」や「札幌」をはじめ多数出ています。
宿泊するホテル・旅館によっては「新千歳空港」またはJR「登別駅」から無料送迎バスを運行しているので、予約の際にチェックしておきたいところです。
バスの場合
「新千歳空港」から→「登別温泉バスターミナル」(約1時間)
JR「札幌駅」→「登別温泉バスターミナル」(約1時間40分)
「苫小牧バスターミナル」→「登別温泉バスターミナル」(約1時間30分)
JR「登別駅」→「登別温泉バスターミナル」(約15分)
登別温泉へ車で行く方法と駐車場
登別温泉へ車で行く場合は、「新千歳空港」からレンタカー、あるいは自家用車なら「苫小牧フェリーターミナル」などからのアクセスもあります。ともに1時間弱の所要時間で到着できます。
車の場合
「新千歳空港」(札幌方面)→道央自動車道「登別東IC」(約50分)
「苫小牧フェリーターミナル」→道央自動車道「苫小牧中央IC」→「登別東IC」(約40分)
函館→道央自動車道「登別東IC」(約3時間)
駐車場
ホテルの駐車場または提携駐車場、近隣のコインパーキング
登別温泉まで来たなら近くの洞爺湖をいっしょに観光するのもおすすめです↓↓
登別観光のモデルコース【車なし】と所要時間~まとめ
今回は、登別温泉観光のモデルコース【車なし】と所要時間、アクセス方法などをまとめました。
また、観光に便利なおすすめホテル・旅館などもご紹介してきました。
登別温泉は、車なしでも所要時間7時間ほどで楽しめる、コンパクトでおすすめの観光地です。
新千歳空港から1時間ほどというアクセスの良さもうれしいですね。
「登別温泉バスターミナル」→「登別地獄谷」(60分)→「大湯沼・大湯沼川天然足湯」(60分)→「大正地獄」(30分)→「泉源公園」(30分)→「登別温泉街」(ランチ60分)→「のぼりべつクマ牧場」(90分)
※カッコ内は滞在時間
所要時間=滞在時間5時間30分+移動時間1時間30分(徒歩)=約7時間
また、登別温泉には「登別温泉バスターミナル」から徒歩圏内に温泉・部屋・食事と3拍子揃った素敵なホテルや旅館が多くあります。コストパフォーマンスも含めてニーズに応じてお選びいただければと思います。
登別温泉を訪れる際には、紹介した登別温泉観光のモデルコース【車なし】と所要時間、おすすめホテル・旅館、アクセス方法などをぜひ参考にして下さい。観光のモデルコースはスケジュールに合わせてアレンジし、場合によってはバスやタクシーなどを利用するのもありです。
登別温泉の自然と温泉を満喫して、充実した観光旅行にして下さい!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。