縁結びのご利益で有名なのが島根県にある出雲大社です。古くから「縁を結ぶ神様」として信仰を集め、全国から恋愛成就や良縁を願う人々が訪れる人気のパワースポットです。しかし一方で、「カップルで出雲大社に行くと別れる」という不思議なジンクスを耳にしたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。「せっかく縁結びの神様のもとに行くのに、なぜ別れるなんて言われるの?」と疑問に思う方も多いはずです。
このジンクスは果たして本当なのか、それとも誤解や偶然から生まれた噂にすぎないのか。本記事では、出雲大社にまつわるカップルのジンクスの真相を解き明かしつつ、出雲大社の縁結びの力、カップルで参拝する際のマナーやお守りの選び方まで、詳しくご紹介していきます。出雲大社への旅行を検討中のカップルの方は、ぜひ参考にしてみてください。
出雲大社とカップルのジンクス
出雲大社(いずもたいしゃ)は島根県出雲市にある、日本屈指の「縁結びの聖地」として知られる神社です。多くの人が良縁を願って訪れる中、「カップルで出雲大社に行くと別れる」という噂を耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
このジンクスは、特に若いカップルの間で話題になることが多く、「せっかくの旅行なのに行かない方がいいの?」と心配する人もいます。しかし、本当に出雲大社に行くと別れてしまうのでしょうか?その真相を、縁結びの由来や参拝マナーとあわせて詳しく見ていきましょう。
出雲大社の縁結びの力
出雲大社は、大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)を祀る神社で、「縁結びの神様」として非常に有名です。この「縁」は恋愛だけでなく、人間関係、仕事、家族、友人などあらゆる良縁を意味します。
なぜ「縁結びの神様」なのか?
大国主大神は、日本神話において「国づくり」を行い、さまざまな神々と縁を結んで国の基礎を築いたとされています。また、数多くの妻を持ったことから、恋愛や結婚におけるご縁も深く結ぶ神様として信仰されるようになりました。
出雲大社で“別れる”と言われる理由
「カップルで出雲大社に行くと別れる」というジンクスの背景には、「今の縁を見つめ直し、本当にふさわしい縁に導かれる」という考え方があります。
つまり、出雲大社で祈願した結果、現在のパートナーが“縁ある人ではなかった”と判断されると、お別れにつながる可能性があるというわけです。逆に言えば、強いご縁のあるカップルは、より絆が深まる場所でもあるのです。
カップルの出雲大社参拝時のマナー
出雲大社は格式高い神社のひとつであり、参拝時には特有のマナーを守ることが大切です。カップルで訪れる際も、神様への敬意を忘れずに行動することが、良いご縁を保つ秘訣になります。
二礼四拍手一礼を忘れずに
出雲大社の参拝作法は、一般的な神社の「二礼二拍手一礼」と異なり、「二礼四拍手一礼」が正式です。拍手の数が多いのは、それだけ神様への感謝と祈願の心を丁寧に伝えるためです。また、四拍手には「ご縁をより強く結ぶ」という意味も込められており、特に良縁を願う参拝者にとっては重要な意味を持ちます。
参拝の際は、まず手水舎で身を清め、本殿前では心を整えたうえで、作法に従って丁寧に祈りを捧げましょう。静寂な空気の中で神様と向き合う時間は、心を落ち着けるひとときにもなります。
手をつないだままの参拝はNG?
「手をつないだまま本殿に近づくのはマナー違反」とされることもあります。これは神様への敬意を表すという意味もあり、参拝の際は一度手を離し、真摯な気持ちでお参りするのが望ましいとされています。
境内の神聖な空気を感じながら、それぞれが神様としっかり向き合うことで、より深い信仰心と感謝の気持ちを育むことができるでしょう。参拝が終わった後に手をつなぎ直すことで、心のつながりを再確認する素敵な機会にもなります。
カップルでおみくじを引くときの注意点
出雲大社には恋みくじもありますが、結果に一喜一憂しすぎるのは禁物です。凶が出ても落ち込まず、良縁に向けて努力する気持ちが大切です。おみくじは、今の自分の状態や気持ちを見つめ直すためのアドバイスとして受け取るのが理想です。
カップルで結果を見せ合いながら、笑い合ったり、励まし合ったりすることで、より前向きな気持ちになれるでしょう。たとえ内容が厳しいものであっても、それをきっかけに話し合いや支え合いが生まれるなら、それもまた良縁につながる一歩となるのです。
出雲大社のお守りの活用法
カップルで出雲大社を訪れるなら、縁結びのお守りを購入するのもおすすめです。お守りは神様の力が宿った特別なもの。正しく扱うことで、恋愛運や縁結びのご利益がより得られるとされています。
縁結びのお守りの種類
出雲大社では、主に以下のようなお守りが授与されています。
- 縁結び守り:恋愛成就や良縁祈願に
- むすび守り:今の縁を深めたいカップル向け
- 縁むすび絵馬:願いを書いて奉納するスタイルも人気
お守りの正しい持ち方
お守りは常に身につけるのが理想です。バッグやお財布の中に入れておくほか、ベッドサイドに置くのもよいでしょう。特に毎日身近に持ち歩くことで、神様のご加護を常に感じながら生活できるという安心感が得られます。また、お守りを通じてパートナーとの絆を意識できるのも大きな魅力です。
さらに、2人で一緒に買って、お互いに交換して持つカップルも多く見られます。このように交換することで、「お互いを思いやる気持ち」や「相手を大切にする気持ち」がより強く意識され、日常の中で自然と愛情を深めるきっかけにもなります。お守りを贈る・贈られるという行為自体が、縁を結ぶ大切な儀式として意味を持つのです。
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出雲大社にカップルで行くと別れる?~まとめ
今回は、出雲大社にまつわるカップルのジンクスの真相を解き明かしつつ、出雲大社の縁結びの力、カップルで参拝する際のマナーやお守りの選び方まで、詳しく見てきました。
出雲大社にカップルで行くと別れる、という噂は一部で語られるジンクスにすぎません。実際には、このジンクスは迷信に近く、すべてのカップルに当てはまるわけではないと多くの参拝者が語っています。むしろ、出雲大社は「良縁」や「縁の再確認」を導く神社であり、今の関係をより深めたいと願うカップルにとっても素晴らしい参拝地です。特に、大切な相手との未来を考えるタイミングで訪れると、お互いの気持ちを見つめ直す良いきっかけになるでしょう。
正しいマナーを守り、感謝の心で参拝すれば、きっと2人の絆もさらに強まるはずです。参拝の過程そのものが、相手への思いやりや誠実な気持ちを形にする時間となるでしょう。迷信にとらわれすぎず、出雲大社のご利益と神聖な空気を全身で味わい、2人のこれからを前向きに歩んでいくきっかけとしてみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。